化学工業日報(2025年11月6日付)に掲載されました。フタル酸フリーの可塑剤(環境配慮品)

漢博は、本年6月に東京新富町に新たな事務所(代表取締役 張 鳳芳、TEL 03-5244-9021)を設立し、更なる事業展開を目指しております。中国のフッ素メーカーである3F社及び安息香酸エステル系可塑剤メーカーの武漢億科徳精細化工有限公司(以下、ECOD)の日本事務所として活動を開始しました。

 ECOD社は、安息香酸エステル系可塑剤のグローバルでの販売に力を入れており、すでに、EUやアメリカでの採用が進んでいるところです。日本においても、水性接着剤分野での採用実績が増え、業界内での認知度が向上しております。この可塑剤は、環境に優しく健康リスクが低いため、従来のフタル酸エステル系可塑剤に代わる選択肢として注目度が高まっています。

 さらに、漢博は、ECOD社に投資も行っており、ビジネスパートナーとしてもより強力な関係に有ります。これにより、安息香酸エステル系可塑剤の国内市場での普及と販売促進に力を入れており、これらの可塑剤が日本の化学品市場において重要な役割を果たすことを目指しております。安息香酸エステル系可塑剤は、水性接着剤やコーティング剤、プラスチック材料に使用され、市場のニーズに応える持続可能で環境に優しい製品です。

 また、漢博は、ECOD社と共同で今後の成長を見越し、高機能材Week(幕張メッセ;11/12~11/14開催 接着剤展)への出展を致します。