化学工業日報(2026年6月17日付)に漢博(勤務先)社扱いの、山東同成科技社 のトルエン塩化物の記事が掲載されました。

日本にトルエン塩化物を安定供給

年産5万トン新設プラントが稼働 漢博通じ日本市場に本格展開

塩素化物  トルエン塩化専用ライン新設・年産5万トン体制/臭素化物  アルキルブロマイド各品種も一貫供給

化学品専門商社の漢博(東京都中央区、張鳳芳代表取締役社長)は、中国・山東省に拠点を置く臭素化物・塩素化物の専業メーカー、山東同成科技社(以下、同成と略す。Shandong Tongcheng Medicine Co., Ltd.)との販売代理契約に基づき、日本市場での本格的な供給活動を開始した。

同成社は、アルカン臭化・アルカン塩化・トルエン塩化の三工程を基幹に据えた一貫製造体制を有するハロゲン化物の専業メーカーである。このほど、トルエン塩化専用の新プラントが完工・稼働を開始した。同ラインは年産5万トン規模の生産能力を備え、4-クロロトルエンや2,4-ジクロロトルエンをはじめとする高純度塩素化トルエン各品種を安定的に製造する。日本国内においては、ハロゲン化物はVOC規制や廃液処理コストの観点から製造可能なメーカーが限られており、特定品目では供給が縮小傾向にある。              一方で合成中間体・溶剤・農薬原料など幅広い用途での需要は継続しており、安定した調達先の確保が業界の課題となっている。

同成は共用の多目的反応器を用いた切替生産体制を整えており、少量多品種にも柔軟に対応できる。

漢博の張鳳芳代表取締役社長は「トルエン塩化品は有機合成のきわめて重要な中間体であり、日本国内の調達難が長年の課題だった。年産5万トンの専用ラインを擁する同成との連携により、安定供給・競争力ある価格を両立した提案が可能となる。まず化学メーカー・農薬原料メーカーを中心に展開し、段階的に販路を拡大していく」と語る。

漢博の親会社の漢律貿易は、同成医薬とは、20年来の取引があり、農薬や洗浄剤として、日本市場でも実績を積んでいる。

漢博は安息香酸エステル系可塑剤・2液手塗型ポリウレア・pH調整剤トロメタミンなど、中国の高機能化学品を日本市場に紹介してきた実績を持つ。今回のハロゲン化物はその取扱品目の更なる拡充であり、化学品の日中間サプライチェーン強化に向けた同社の取り組みの一環と位置付けられる。引き合いや詳細については漢博まで問い合わせを受け付けている。